2015年4月26日(日)
年金資金で投機やめよ
参院委で小池議員
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日本共産党の小池晃議員は23日の参院厚生労働委員会で、安倍内閣が年金資金の株式運用比率を高め、株価の買い支えに利用していることを指摘し、「『アベノミクス神話』維持のために、国民の財産と日本経済を危険にさらすことは許されない」と批判しました。
年金積立金を管理運用する独立行政法人「GPIF」は国内株式の運用比率を12%から25%に高める変更を行い、最大34%までの株式運用を可能にしています。
小池氏はGPIFの国内株式投資収益の推移を紹介(図)。2007年度、08年度に出した巨額の損失分をようやく取り戻す程度の運用実績しか上がっていないことを示し、「国民の大切な財産である年金資金を投機にさらしていいのか」とただしました。
塩崎恭久厚労相は「(株式は)単年度での振れ幅が広い」とリスクを認めながら、「年金財政上、必要な利回りを最低限のリスクで確保する」と述べました。
小池氏は、「株高を年金資金が支える『官製相場』になっている」、「政府が市場に介入し、バブルをあおる『禁じ手』だ」と指摘。バブルがはじけ多額の損害をこうむるのは国民だと批判しました。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の国内株式投資の収益の推移3>
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