2015年4月22日(水)
都市部は多数激戦
「自共対決」 候補者擁立でも
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26日投票の区市町村議選のうち都市部の区市議選では、多くの選挙区で定数を大幅に上回る候補者でしのぎを削り合う多数激戦となっています。
東京都特別区の21区議選では20区で10人以上定数を上回る多数激戦。世田谷区の公営掲示板には80人のポスターがズラリと並んでいます(写真)。同区は定数50に対し82人が立候補しています。
同区の日本共産党の新人候補・たかじょう訓子さんの事務所の新井進介さん(74)は「自民、公明、維新などの候補は党名もいわず、地元の○○というだけ。『戦争する国』づくりを許さないなど、政策を語っているのは日本共産党だけです」と指摘します。
東京の区市部全体でみると、日本共産党の候補が前回獲得議席より11人増の200人に対し、民主党と公明党は2人減らしています。自民党が77人増の390人を立てています。無所属や維新の党の立候補も激戦に拍車をかけていますが、政党間では「自共対決」という構図が鮮明になっています。
大阪府では17市のうち、寝屋川、枚方、高槻、吹田、池田の5市で定数を10人以上上回る多数激戦です。
山形、秋田、水戸(茨城)、宇都宮(栃木)、甲府(山梨)、金沢(石川)、福井、岐阜、大津(滋賀)、和歌山、高松(香川)、徳島、高知、長崎、宮崎の15の県都市議選では8県で定数を10人以上オーバーしています。宮崎市は定数40に66人が立候補し26人も超過。長崎は14人、宇都宮、甲府、岐阜、大津の各市では12人上回っています。
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