2015年4月8日(水)
反対は「責任ない市民運動」 自民・島尻氏が発言
市田氏が批判
島尻安伊子・参院環境委員長(自民)は7日の同委理事会で、沖縄県名護市辺野古の新基地建設をめぐる市民の反対運動を「責任のない市民運動だ」などと表現した自らの発言について「誤解を与えたのであれば、おわびする」と述べました。
島尻氏の発言は、自民党沖縄県連大会(4日)のあいさつで出たもの。「(反対運動は)責任のない市民運動だと思っている」「反対運動の声の大きさに恐れおののくことなく、毅然(きぜん)と冷静に物事を進めていかなくてはならない」と述べたと地元紙で報じられました。
7日の参院環境委員会理事会で、日本共産党の市田忠義議員は「(島尻氏は)『誤解』というが、発言は誤解の余地がないものだ。不適切だと認めるべきだ」と主張。他の野党も「著しく政府寄りの立場だ」と批判しました。
島尻氏は「重く受け止めている」と述べました。