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2015年4月2日(木)

きょうの潮流

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 観光客でごった返す浅草・雷門。その前に鮮やかなオレンジの旗が翻りました。「消費税 憲法かえれば 戦争税」。消費税をなくす全国の会恒例の宣伝“怒りの4・1行動”です▼行き交う人が足を止め、消費税増税の中止を求める署名に。「これ以上上げるなんてひどい」「生活が大変」。ビラを配り、対話し、署名を集める。消費税が導入された26年前の4月1日以降、形を変えながらも地道に継続してきました▼最初から参加している杵渕(きねぶち)智子さんもマイクを握り、切々と訴えます。社会保障のためといいながら、家計も年金も介護も負担は重くなる一方。お年寄りから子どもまで収入が少なくても、生きることすべてにかかる消費税。つましい暮らしさえ成り立たないと▼3%から5%、そして8%になって1年。富裕層や大企業は優遇されながら、庶民の痛みはひろがります。そのうえ安倍政権は再来年に10%への増税を強行するというのですから▼貧困と格差の拡大。大企業の内部留保は増え続け、働く人の賃金は減り続ける。国会で共産党の小池議員が指摘しました。トヨタ自動車1社の減税分は介護費用削減の国負担分を上回る。こんなことをしていたら、社会保障は貧しくなるばかり。政治の方向が間違っている―▼杵渕さんが思い描く豊かな国には、平和と子どもの幸せがあります。消費税ノーの運動は、日本に民主主義を根付かせることにつながる。あきらめず、手間暇かけるほど、この国の民主主義は深まっていくんだと。


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