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2015年4月2日(木)

「辺野古工事中止を」

大江健三郎氏ら 有識者22人緊急声明

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 沖縄県名護市の辺野古沖への米軍新基地建設問題で、作家の大江健三郎氏、評論家の内橋克人氏ら国内の有識者22人は1日、建設に向けた埋め立て工事の即時中止を求める緊急声明を発表しました。

 声明は、沖縄県民の民意を無視して政府が工事を進めることは「県民の意思を侮辱し、日本の民主主義と地方自治の根幹を破壊する暴挙」と批判。翁長雄志県知事による作業中止指示を全面的に支持し、▽政府は埋め立てに関わるすべての行為を中止する▽政府は翁長知事と真摯(しんし)に協議する▽環境大臣は、沖縄の美しい海域を保全する責務を果たす―ことなどを求めています。

 発起人を代表して8人が国会内で会見。元滋賀大学長の宮本憲一氏は、沖縄防衛局が農水省に翁長知事の指示の取り消しを求める審査請求をしたことについて「国民の権利救済という行政不服審査法の趣旨に反する。公権力が公権力を審査するという茶番。安倍政権は不法の内閣だ」とのべました。

 東京大学の小森陽一教授は、「安倍内閣による憲法9条改悪と辺野古の工事強行を許さないことは一体のもの。辺野古でたたかう市民と本土の私たちが連帯しなければならない」と強調しました。

 発起人らは声明を安倍晋三首相あてに送付。インターネット上で声明への賛同署名(第1次締め切りは20日)を募っています。署名サイトは、 (http://mcaf.ee/a2gd9)


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