2015年4月1日(水)
米軍機飛行 低空訓練中止せよ
仁比氏に防衛相 「日米合意は尊重」
参院予算委
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日本共産党の仁比聡平議員は30日の参院予算委員会で、全国各地で住民に恐怖を与えている傍若無人な米軍機低空飛行訓練の中止を政府に求めました。
仁比氏は、高知県議会が「米軍による低空飛行訓練の中止を米政府・在日米軍に要請すること」を国に求める意見書を全会一致で可決したことを示し、「こんな低空飛行はやめさせるのが政府の責任だ」と主張しました。
安倍晋三首相は「まったく自由に飛行訓練を行っていいわけではない」などと、「人口密集地域や公共の安全に係る他の建造物に“妥当な考慮”を払う」ことを明記した日米合同委員会の合意(1999年)をふまえ答弁しました。
仁比氏は「(爆音で)子どもが泣き叫ぶような訓練が“妥当な考慮”をしたものと言えるのか」と繰り返し追及しました。中谷元・防衛相は「日米合同委員会の合意を尊重して、訓練が行われていると認識している」などと答弁しました。
仁比氏は「妥当な考慮を求めても実効性がない」「(低空飛行を規制しない)日米地位協定と米軍特例法こそ見直し、規制するべきだ」と主張しました。