2015年4月1日(水)
待機児解消 国有地無償貸付を
宮本徹氏 園庭確保必要
衆院財金委
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日本共産党の宮本徹議員は31日の衆院財務金融委員会で、待機児童解消と保育園の園庭の確保へ、国有地の無償貸付を進めるよう求めました。
安倍政権は「待機児童解消加速化プラン」で国有地の活用を掲げています。しかし、東京23区など自治体は、「賃料が高すぎる」と減額を求めています。
宮本氏は、国有財産特別措置法の第2条を示し「国有地を無償貸付すべきだ」と追及。麻生太郎財務相は「国有地の借地料は民有地より低い」と答え、無償貸与に否定的な立場を示しました。
日本共産党東京都議団の調査では、東京都内の認可保育所、認定こども園、認証保育所の4割が敷地に園庭がないか、園庭が基準に満たない状況です。
宮本氏は、「子どもの成長がかかった問題だ。実態を調査し、ガイドラインを策定すべきだ」と要求。橋本岳厚労大臣政務官は「園庭がなくても、公園を活用し適切に対応されている」と調査に背を向けました。