2015年3月29日(日)
防衛局申し立てを糾弾
沖縄 野党国会議員がアピール
|
沖縄県名護市辺野古への新基地建設に反対する県選出野党国会議員は28日、那覇市内で会見し、翁長雄志知事による米軍新基地建設工事作業の停止指示に賛同し、指示に対する沖縄防衛局の不服申し立てを糾弾する緊急アピールを発表しました。
アピールは、赤嶺政賢(日本共産党)、照屋寛徳(社民党)、玉城デニー(生活の党)、仲里利信(無所属)の各衆院議員、糸数慶子参院議員(無所属)の連名。「翁長知事による作業停止指示の英断と(辺野古海域の作業を認める岩礁破砕の)許可取り消しもいとわない不退転の覚悟に心から敬意を表し、最大限の賛意を示す」とし、停止指示は「極めて合法的で正当な手続きを踏んだ行政指導である」と指摘。それにもかかわらず、防衛局が指示は違法だとして行政不服審査法に基づき、無効を求める審査請求書と執行停止申立書を農林水産相に提出したことに、「国民の権利保護のための法制度を悪用した愚挙である」と指弾しました。また、「防衛局が指示に従わないならば翁長知事は迷うことなく、自信をもって岩礁破砕許可を取り消すよう強く要請する」としています。