2015年3月29日(日)
党派超え「大阪市なくすな」
御堂筋パレード 共同に「希望わいた」
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大阪市を廃止し特別区に分割する「大阪都」構想は必要ないと同市中之島公園で28日、市民の集会が開かれ約1000人が御堂筋でのパレードを行いました。「民意の声」と「大阪市がなくなるで! えらいこっちゃの会」という二つの団体が呼びかけ、市解体に反対する日本共産党市議団の8人全員、自民、民主系会派の市議、自民党衆院議員、「府民のちから 2015」「大阪市なくさんといてよ! 市民ネットワーク」など各グループのメンバーらが党派や信条を超えて集いました。
パレードではカラフルな宣伝物に交じり、自民、民主、共産各党ののぼりが順番にはためきました。隊列の先頭では歌で、後ろでは「民主主義と生活を守る有志」(SADL)の若者がドラムなどでアピール。沿道では自分からビラを取りに来る人も目立ちました。
集会では市議会3会派幹事長があいさつし、日本共産党の山中智子幹事長が「右から左まで、人情あふれる大阪を壊させてたまるかと集まった力に勇気をいただいています」と党としても全力を尽くす決意を述べました。自民党府連青年局長が「都構想反対は党派を超えて頑張りましょう」と共産党の市議にあらためて発言を求める場面もありました。
カジノ推進の「都」構想には「腹が立ちます」と娘と参加した西淀川区の女性(53)は「こんな形の共同が本当にあるんだなと新鮮な気持ちです。希望がわきました」と話しました。