2015年3月31日(火)
ブラックバイト対策
厚労省がキャンペーン実施へ
共産党が提案
厚生労働省は30日、大学生や専門学校生などの学生を対象に、「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンを実施すると発表しました。
学生がアルバイトをする際、事業主の労働基準法違反などによりトラブルが起こっているとして、アルバイトを始める前に労働条件を確認できるよう労基法などの知識を周知する広報を行います。キャンペーン期間は、アルバイトを始める学生が多い4月から夏休みに入る7月31日まで。
リーフレット『アルバイトをする前に知っておきたい7つのポイント』を作成し、大学などへ配布します。労働条件に関する情報サイト「確かめよう労働条件」や厚生労働省のツイッター(ネットの短文投稿サービス)などを利用した大学生などの学生向けの情報提供を行います。
日本共産党は昨年6月2日、政策「ブラックバイトから学生生活を守ろう」を発表。ブラックバイト問題が、学生の労働法・雇用のルールへの知識の乏しさにつけこんだ違法・脱法行為で成り立っていると指摘し、知識の普及をはじめとした対策を提案していました。日本民主青年同盟などでつくる「全国ブラックバイト告発キャンペーン」は、実態調査や改善にむけた活動を広げています。