2015年3月23日(月)
築地でええじゃないか
新宿で宣伝 市場移転中止訴え
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東京都が進める、築地市場(中央区)を豊洲の東京ガス跡地(江東区)に移転する計画の中止を求める「3・21築地でええじゃないか」宣伝・パレードが21日、新宿区で開かれ、約250人が参加しました。労働組合、消費者団体、生産団体などでつくる「守ろう!築地市場パレード実行委員会」が主催し、今回が6回目。
パレードに先立ち新宿駅でリレートークを行い、宇都宮健児元日弁連会長、三国英実広島大名誉教授、日本共産党の宮本徹衆院議員らが訴えました。
宇都宮氏は、実行委員会が3月に発表した仲卸業者へのアンケートで、多くの業者が都の汚染対策は不十分で、築地で営業を続けたいと答えていることを指摘。「都は現場の当事者の声を受け止めるべきだ」と訴えました。
三国氏は「移転計画は、豊洲に大企業のための巨大物流センターをつくるもので、都民のためにはならない」と批判しました。
宮本氏は、汚染調査が完了していないのに調査用の井戸の上に工事を進める現在の強引な移転計画は中止すべきだと訴えました。
リレートークには建築家、無所属の区議、一般市民など多数が参加。築地市場で卸売りを営む男性(77)は、「新市場は問題が多く、負担も大きいため300店舗くらいは移転できずにつぶれてしまう。中止してほしい」と語りました。