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2015年3月18日(水)

きょうの潮流

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 あわや、核戦争に。1962年のキューバ危機の際に米軍内で核攻撃の命令が誤って出されていました。命じられたのは沖縄の部隊。そこにいた元技師らの証言で最近わかりました▼米ソの緊張が高まるなか、無線で届いたという核ミサイル4基の発射命令。しかし標的にはソ連以外の国も。おかしいと思った指揮官が思いとどまる。後に誤りだったと。もし、ボタンが押されていたら…。世界から核兵器がなくならない限り、消えない恐怖です▼ロシアがウクライナのクリミア半島を併合してから1年。プーチン大統領の口から驚くべき発言が飛び出しました。併合に至る当時の過程で核兵器を使う「準備をしていた」と打ち明けたのです▼米国と並ぶ核大国の最高権力者が自国の領土拡大のためには核兵器の使用まで視野に入れる。大国意識丸出しの覇権主義にこの国の前時代的な凶暴さが表れています。核をなくす世界の流れにも逆行し、不信と緊張をあおるだけです▼安倍政権は見過ごせても、被爆国日本にとっては許せない暴言。広島市長はすぐに談話で「被爆者をはじめ、核兵器廃絶を求める被爆地ヒロシマの願いに背くものであり、憤りの念を禁じえない」▼被爆70年の今年、核兵器のない世界に向けて、人類が手を携える運動がひろがっています。核廃絶はいまや世界の大勢。ロシアや米国をはじめ、核保有国にいいたい。「核兵器を使うことを考えるのではなく、非人道きわまる核兵器の全廃への道を進むよう要求する」(被団協)


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