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2015年3月17日(火)

レッド・パージ被害救済ぜひ

共産党議員団に全国センター要請

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(写真)レッド・パージ反対全国センターの要請を受けて懇談する党議員団=16日、衆院第2議員会

 レッド・パージ被害者の名誉回復と国家賠償などを求めて活動するレッド・パージ反対全国連絡センターは16日、衆参両院で議案提案権を得る躍進をした日本共産党国会議員団に、問題の解決と被害救済に力と知恵を貸してほしいと要請しました。仁比聡平参院議員、塩川鉄也、池内さおり、清水忠史の各衆院議員が、衆院第2議員会館内で対応し親しく懇談しました。

 鈴木章治事務局長が、ことしで65年になるレッド・パージと同センター結成の思いなどを説明しました。レッド・パージは朝鮮戦争を前にした1949年から50年にかけて起こりました。日本を「反共の防波堤」にしようとしたアメリカ占領軍のもと、政府と財界が共産党員や労働組合活動家を強権的に解雇し、暴力的に職場を追い出して、物言えぬ職場づくりをねらったものだと強調しました。

 日本弁護士連合会をはじめ九つの弁護士会が被害者救済を政府に勧告していることを紹介しました。

 関東配電(現在の東京電力)の組合でパージされた権田圭助さん(85)が、占領下当時の様子やパージのねらいを語り、「派遣切りなどいまの労働者のたたかいにつながるものです。ぜひいろんな形で取り上げてほしい」とのべました。

 小学6年生の担任を追われた松田ゆきさん(89)は、職を奪われ明日の食べ物に困る生活を強いられながら、名誉回復のため仲間とたたかっている人生は、意味があると語りました。

 塩川議員らは「要請を受け止め、みなさんの運動が前にすすむように一緒にがんばりたい」と激励しました。


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