「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年3月14日(土)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 残虐な過激武装組織「IS」。米国はイラクやシリアで空爆作戦を続けています。その結果、ISは解体へと追い詰められているのか。クラッパー国家情報長官は2月末に米議会で証言しました。テロ組織は勢いを増しつつあり、それは「歴史上のどの時点よりも強力だ」と▼米紙ワシントン・ポストはこの発言を紹介。「米国の対テロ作戦の当局者や専門家は、希望なき時代に入った」と伝えました。米軍準機関紙「星条旗」も、同記事を1面から転載しました(9日付)。最前線の米兵も同じ気持ちを抱いているのでしょう▼IS空爆は、日本も無関係ではありません。本紙日曜版(15日号)は米軍三沢基地(青森県)のF16戦闘機部隊がIS空爆に参加したことを報じています▼同部隊は昨年5月から10月にかけて中東に派遣され、イラクとシリアで空爆作戦に参加していました。米軍当局者が日曜版編集部の取材に認めたものです▼政府・与党は在日米軍の駐留を「日本を守るためだ」と正当化してきました。しかし実際には、日本防衛とは無縁の中東出撃です。在日米軍基地が、米国の世界戦略を支える出撃拠点であることを改めて示しています▼国際社会はISにどう対処すべきか。米誌『アトランティック』(3月号電子版)がそれを特集しています。ISを支持する国はなく、支配地域のほとんどは人口が少なく貧しい。「しっかり封じ込めば、ISはみずから破滅していくだろう」。国際社会の結束した包囲こそいま求められています。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって