2015年3月9日(月)
反原発☆統一行動
望みは原発ない暮らし
安倍政権追いつめよう
8日、東京・日比谷野外音楽堂と国会議事堂周辺でおこなわれた「ノーニュークスデイ 反原発☆統一行動」。集会、デモ、国会包囲と多彩な行動を繰り広げ、「原発なくせ」「再稼働反対」の思いをアピールしました。
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この日の行動のスタートとなる日比谷野外音楽堂の大集会は、雨もあがって満席となり、あふれた参加者のために場外にスピーカーが設置されました。
主催者を代表してあいさつした首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんは、「この時期になると、福島第1原発の建屋爆発を思い出します。避難されている方がいまだに10万人以上おり、事故は収束していないのに、安倍政権は再稼働をすすめています。今日は、私たちの原発はいらないという意思を可視化し、突きつけたい」と強調しました。
「さようなら原発1000万人アクション」の藤本泰成さんは「安倍政権の暴走を許さず頑張ろう」と呼びかけました。
「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の中島孝原告団長、原発や除染の労働者の労働相談を行っている渡辺博之いわき市議(日本共産党)、「原発いらない福島の女たち」の勝又美佐子さんがスピーチしました。
中島さんは「私たちが求めている『原状回復』とは、原発そのものがない地域と暮らしだ」と訴えました。渡辺市議は「事故から4年たってもトラブルが相次ぎ、労働災害が頻発し、危険手当のピンハネも起こっている。労働者の安全を守り、事故を収束させ、労働者とともに原発をなくしたい」と強調しました。
ゲストのジャーナリスト・宇宙飛行士の秋山豊寛さんは、「私も原発事故でふるさとを追われたひとりだ。こうした集会を津々浦々で積み重ね、連帯して頑張ろう」と発言しました。
原発立地の地元で再稼働反対の運動をする、「ストップ再稼働!3・11鹿児島集会実行委員会」の井上真紀さん、「原発反対福井県民会議」の宮下正一事務局長、「浜岡原発の再稼働を許さない!11・22ひまわり集会実行委員会」の藤原玲子さんが連帯あいさつをしました。
閉会あいさつに立った「原発をなくす全国連絡会」の小田川義和全労連議長は、「全国の行動とつながり、みなさんのあらん限りの声で、安倍政権と原発利益共同体を追い詰めていきましょう」と呼びかけました。
集会は、原発ゼロの日本の実現を求めるアピールを満場の拍手で採択しました。