2015年3月9日(月)
沖縄・辺野古 防衛局がクレーン船移動
ボーリング再開強行準備か
|
防衛省沖縄防衛局は8日、沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設に向け、大型クレーン船を大浦湾沖合の深場へ移動させるなど海底ボーリング(掘削)調査の再開へ準備を着々と進めました。
掘削調査は昨年9月の台風以降、県知事選や総選挙への悪影響を避けるため中止されてきましたが、すでに作業の足場となるスパット台船2基も組み立て済み。準備が整い次第、今週にもボーリング調査の再開を強行するとみられます。
沖縄県は、防衛局が岩礁破砕許可を逸脱してコンクリートブロックを投下しているとして現地調査を進めている最中で、掘削再開が強行されれば県民のさらなる怒りは避けられません。
掘削作業の土台とみられる資機材などを積んだ大型クレーン船は、5日にブロック2個が投下された深場付近へ移動し、そのまま海上に停泊。クレーン船の移動にあわせ、浮具(フロート)やオイルフェンスを張り直す作業も行われましたが、この日の新たなブロック投入や掘削作業は確認されませんでした。
辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、県外から見学に訪れた学生数十人を含む参加者らが、この日も監視・抗議行動を続けました。