2015年3月9日(月)
「戦争する国なんて許さない」
国際女性デー中央大会開く
|
国際女性デー中央大会が8日、東京都内で開かれました。怒りと情熱の赤を身につけた参加者で、会場は満杯に。集会後、「戦争する国なんて許さない」「憲法をくらしに生かせ」と、800人余がパレードしました。
世界中の女性が連帯して「くらし、権利、平和」のために立ち上がる女性デーが誕生して105年。今回の中心的なテーマは「戦争する国なんて許さない! 輝かせよう日本国憲法!」です。小学6年生を担任する教員(35)は「『戦争する国にさせない』と卒業文集に書いた子どもがいました。世界に目を向けさせながら、日本国憲法の大切さを伝えたい」と話します。
柴田真佐子実行委員長(日本婦人団体連合会会長)が「女性デーは、今年の女性のたたかいのスタートの日。平和とジェンダー平等の日本と世界を、私たちの手でつくりあげよう」とあいさつ。「戦争は人間らしく生きたいという運動を真っ向から否定する」(全国生活と健康を守る会連合会)、「夫や子どもを権力で二度と戦場に送り出してはならない」(東京土建主婦の会)、「人権、雇用、空の安全、平和を守るたたかいとしてがんばりたい」(JAL解雇撤回裁判原告団)など7団体が願いと決意を語りました。
同志社大学大学院教授の浜矩(のり)子さんが講演。安倍政権は、国のために国民に頑張りを強制し、国民と国家の関係を逆転させようとしていると批判。「私たちは、人の話に傾ける耳、人の痛みを受け止めて涙する目、どん底にいる人に差し伸べる手を道具に団結し、安倍政権を軽やかに乗り越えよう」と呼びかけ、拍手に包まれました。