2015年3月6日(金)
「新基地阻止へともに」
山下書記局長 住民らと懇談
辺野古・高江
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日本共産党の山下芳生書記局長は5日、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の阻止でたたかっている市民団体や地元住民らと名護市内で懇談しました。住民らからは、「何としても基地を止めるため、国会で追及してほしい」との強い期待や要望が相次ぎました。
24時間体制で監視行動を続けているキャンプ・シュワブゲート前では、テント村を激励。マイクを握り、「安倍政権の強権ぶりは強さの表れではありません。沖縄県民の揺るがぬ民意に押され、強行策しかなくなったのです。追いつめられているのは日米両政府だという確信を持ってがんばりましょう」と訴えました。
新基地がつくられる大浦湾を望む名護市汀間(ていま)区では、新名善治区長をはじめ、地元住民約20人が参加しました。
新名区長は、「国会で、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員から沖縄の民意について聞かれた安倍首相は、『私たちの説明が行き届いていない』と答えた。しかし、だれもこの地域に説明に来ていない。首相はどこに説明してきたのか」と憤りました。
また、沖縄平和市民連絡会の北上田(きたうえだ)毅氏、辺野古の潜水調査を続ける写真家の牧志治氏、沖縄環境ネットワークの真喜志好一氏ら、新基地建設阻止の先頭にたっている専門家も相次いで懇談に応じました。
山下氏は米軍ヘリパッド建設が進められている東村高江の監視テントも訪問し、「ヘリパッドいらない住民の会」の伊佐育子さん(54)や安次嶺雪音さん(44)らと懇談しました。
伊佐さんは、「安倍政権が新設ヘリパッドの米軍提供を強行したことについて、本当のことを全く私たちに知らせず進めるやり方が許せない。でも、ヘリパッド容認だった前知事から反対の翁長知事に代えることができたので、励みが全然違います」と語りました。
山下氏は「私たちも国会と全国のたたかいで翁長知事を支えます。ここが踏ん張りどころなので、ともに頑張りましょう」と激励しました。