2015年2月22日(日)
大阪を「カジノの街」にしない
市民集会 大門参院議員が報告
橋下徹大阪市長が「『大阪都』構想の試金石」と位置づけて推進している賭博場・カジノの問題を考える市民集会が20日、同市住之江区の南港ポートタウンで開かれました。日本共産党木津川南地区委員会が、カジノへの賛否にかかわらず広く参加を呼びかけたもので、市民ら200人が参加しました。
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会場は、橋下市長がカジノ誘致候補地としている夢洲(ゆめしま)の対岸で、団地や学校、公共施設などが多くある地域です。地元の南港中から参加した小川俊子さん(68)は、「不安がいっぱい。治安が悪くなり、まちづくりが台無しになります。地域の高校の廃校、小学校の統廃合などをすすめながら、都構想でカジノだという橋下さんには、怒り心頭です」と話しました。
日本共産党の大門実紀史参院議員が基調報告。政府がカジノ候補地を横浜、大阪に決めたと一部で報道されたことにふれ、「安倍晋三首相が、改憲のために橋下氏を抱き込みたいと考えていることが背景にある」とのべ、「いったん『カジノのまち』となったら取り返しがつかない。大阪で、必ずカジノ推進を許さない運動を広げてほしい」とのべました。
懇談では、「カジノを解禁するというが、依存症の対策はどうなっているのか」(住之江区の男性)、「バクチは犯罪なのに刑法も全部変えるのか」(鶴見区の男性)、「昔、韓国のカジノに通ったことがあるが、行けば必ず中毒になると実感した」(西成区の男性)などの発言が相次ぎました。
わたなべ結参院大阪選挙区予定候補があいさつし、府・市議会議員選挙候補者が紹介されました。