2015年2月22日(日)
首相自ら異常やじ
衆院予算委
衆院予算委員会の質疑で閣僚席に座る安倍晋三首相の常軌を逸した言動が際立っています。
民主党の玉木雄一郎議員が19日の同委員会で西川公也農水相の献金問題を取り上げた際、首相は自席から「日教組はどうするんだ」などとヤジ。大島理森予算委員長が「総理、総理…ちょっと静かに」と注意しましたが、それでも首相は質問とは関係のないヤジを飛ばし続けました。
また、民主党の前原誠司議員が20日の同委員会の質問で、前日の首相のヤジを取り上げ、「きわめて品位にかける」と公式にただすと、ここでも首相は「日教組は補助金をもらっていて、教育会館から献金をもらっている議員が民主党にいる」と、事実無根の話を持ち出して相手を攻撃しました。
そもそも質疑のために国会出席を求められた首相・閣僚は質問に答えなければなりません。その質問にまともに答えず、首相が“誹謗(ひぼう)中傷”の類いの言動を繰り返すならば、その資質そのものが問われることになります。
(高)