2015年2月22日(日)
集団的自衛権ノー 声上げて かながわ大集会に8000人
弁護士会主催
志位委員長あいさつ
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集団的自衛権の行使容認の「閣議決定」にもとづく法改定に反対して、「考えよう!集まろう!声を上げよう!集団的自衛権にNO!かながわ大集会」が21日、横浜市の山下公園で開かれました。8000人以上が参加し、日本共産党の志位和夫委員長もあいさつ。参加者は市内をパレードしました。パレードには、志位委員長も参加しました。
集会は、横浜弁護士会(小野毅会長)が主催し、日本弁護士連合会(村越進会長)などが共催。会場には、各都県の弁護士会や労働組合、平和・市民団体の人たちが旗やのぼり、プラカードを手に多数つめかけ、各弁士の訴えに声援や拍手で応えていました。
主催者あいさつで小野会長は、「集団的自衛権にノーの大きな声を上げ、平和的生存権を勝ち取っていこう」と訴えました。
志位氏は「閣議決定」具体化の安保法制について「二つの重大問題が浮かびあがった」として、(1)アメリカの戦争を自衛隊が支援する新しい法律の恐るべき枠組み(2)アメリカの先制攻撃の戦争でも集団的自衛権を発動―を告発しました。
日弁連の村越会長もあいさつし、浜矩子(のりこ)同志社大学大学院教授、半田滋東京新聞論説委員兼編集委員、阿部浩己(こうき)神奈川大学法科大学院教授が発言。浜氏は、グローバル化した世界の中で「集団的自衛権はいらない。必要なのは集団的不戦の誓いです」と語りました。阿部氏は「安倍首相の掲げる『積極的平和主義』とは、アメリカといっしょに軍事力を用いて介入する積極的介入主義だ」と警鐘を鳴らしました。
日本共産党のほか、社民党の福島瑞穂参院議員、民主党の近藤昭一衆院議員が連帯のあいさつ。
岡本一神奈川県知事候補と、共産党の畑野君枝衆院議員も参加し、畑野氏は壇上で紹介されました。
5歳の子を連れ観光で来ていた女性は「戦争は不安。安倍首相は怖い。殺し殺される国ではなく、命を大事にした本当の平和な国に変わってほしい」と共感を寄せました。