2015年2月21日(土)
ヘイトデモ
公園使用取り消しを
東京・中央 共産党が区に要請
「日韓断交」「大嫌韓」と銘打ち民族差別をあおるヘイトスピーチ・デモが3月1日に東京・銀座で計画されています。日本共産党中央地区委員会は20日、中央区に対し、デモ出発点として区内の公園の使用許可を取り消すよう要請しました。
デモ主催者は「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の前会長。在特会は京都朝鮮学校襲撃で懲役刑を含む有罪判決を受けました。民事でも事件が「人種差別に該当する」とも認定され、損害賠償支払いと同学校周辺でのデモ禁止を命じた判決が最高裁で確定しています。
要請で尾坪順地区委員長は、ヘイトスピーチは暴力的な差別行為であり、何ら反省のない在特会の前会長らによる今回の計画は大問題だと批判。2020年にオリンピック・パラリンピックが開催される東京に最もふさわしくないとも指摘しました。
応対した吉田不曇(うずみ)副区長はヘイトスピーチ・デモを批判しましたが、使用許可の取り消し要請には応えませんでした。
同地区委員会の田辺七郎自治体部長は、戦前の日本による植民地支配下の朝鮮半島で起きた「三・一独立運動」の記念日にぶつけたデモ計画は極めて悪質だと述べ、公園使用許可の再検討を重ねて求めました。
日本共産党の志村孝美中央区議が同席しました。