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2015年2月20日(金)

イスラム指導者は協力を

対テロ国際会議 米大統領が要請

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 【ワシントン=島田峰隆】オバマ米大統領は18日、ワシントンで開かれている同国政府主催の国際会議「暴力的な過激主義への対応に関するサミット」で演説し、過激組織ISなどのテロ組織が掲げる誤ったイデオロギーとたたかうため、イスラム指導者らに協力を求めました。

 オバマ氏はISなどの脅威は、米国だけでなく世界全体の課題だと強調。「暴力的な過激主義への対応は単に軍事的な問題ではない」として、イデオロギーやその宣伝、資金源などへの対策が必要だとの認識を示しました。

 「われわれはイスラム世界と戦争をしているのではない。イスラムをゆがめる人々とたたかっている」と指摘。テロ組織がイスラムの教えを不正確に伝えて暴力を正当化していると批判し、「イスラム世界の指導者らが過激組織の考えの信頼性を否定しなければならない。罪のない人への暴力がイスラムを傷つけているとみんなで訴えなければならない」と述べました。

 オバマ氏はこのほか▽テロ組織がつけこむ貧困など経済的不満に対処する▽国民の抑圧や人権の否定など政治的不満に対処する▽地域共同体や家族が協力し、テロ組織の思想が浸透するのを防止する―ことなどの対策を挙げました。


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