2015年2月16日(月)
教え子 戦場に送らぬ
全教大会が決意・閉会
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東京都内で開かれていた全日本教職員組合(全教)の第32回定期大会は15日、教え子を再び戦場に送らない決意とともに、憲法と子どもの権利条約、教育の条理にもとづく教育政策の確立のために奮闘する方針を採択し、閉会しました。
今谷賢二書記長は、「組織建設3カ年計画」の飛躍に向けた具体化と決意が語られたと強調。青年の発言が討論全体をリードし、教職員組合運動の蓄積と確かな継承を感じた大会だったとのべ、「青年のすばらしい感性と行動力を支えるベテランの役割も明らかになった」と語りました。
安倍政権の悪政を支える人づくりとしての「教育再生」については、その攻撃とねらいを貫徹させない運動の広がりを指摘。「全国の組織の連帯を強め、協力・共同をすすめる中心的役割を果たしたい」と執行部の決意を表明しました。
前日に引き続き討論がおこなわれ、子どもの実態から出発した願いに寄り添う現場の実践、教職員としての働きがい、生活と権利を守るとりくみなどが出し合われました。
選出された新役員は次の通り(敬称略)。新体制は4月1日からです。
▽委員長=蟹澤昭三(新)▽副委員長=永島民男(再)、今谷賢二(新)、米田雅幸(新)、中村尚史(再)、吹上政子(新)▽書記長=小畑雅子(新)