2015年2月10日(火)
署名圧倒的に強めよう
NPT再検討会議へ 日本原水協アピール
原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は8日、「被爆70年、NPTニューヨーク行動の成功へ 草の根の署名を圧倒的に強めましょう!」と題するアピールを発表しました。東京都内で開かれた第87回全国理事会で採択したものです。
アピールは、4月末に開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議まで2カ月あまり、「人類と核兵器は共存できない」と訴え続ける被爆者の声を受け継いで「核兵器全面禁止のアピール」署名をやりきろうと訴えています。
「ヒロシマ、ナガサキ以降、70年にわたって核兵器を使用させなかったのは世論の力だ」と強調。「世界を動かしてきた、この一人ひとりの声と運動の力を発揮すべき時です」、「間近に迫った3・1ビキニデーをはじめ、一つひとつの行動を成功させ、4月、国連本部の前に山のような署名を届けよう」と呼びかけています。
被爆者の願いが反核平和求める世界の大きな流れをつくり、国連をはじめ圧倒的多数の国が核兵器の非人道性を批判し、全面禁止を求めていると指摘しています。核保有国による「核抑止力」論を打ち破るため、唯一の被爆国である日本の国民が運動の先頭に立つ必要があるとのべています。
2015年のNPT再検討会議
4月27日から5月22日まで、ニューヨークの国連本部で開かれます。4月26日には国際共同行動デーとして、日本をはじめ世界の反核・平和を求める人たちが集会を開き、ニューヨーク市内をパレード。日本原水協は草の根で集めた署名を国連代表に手渡します。