2015年2月8日(日)
核兵器廃絶へ 転換の年に
日本原水協全国理事会 NPT行動に総結集
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4月末にニューヨークで開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議が目前に迫るなか、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の第87回全国理事会が7日、東京都内で始まりました。500万人を超えた「核兵器全面禁止のアピール」署名をさらに広げ、世界の反核団体が一堂に会するNPTニューヨーク行動に総結集しようと提案されました。
全国理事会は2日間の日程。討論では、被爆70年の今年を核兵器廃絶への決定的な転換点にする決意に満ちた発言が相次ぎました。
「原水協の奮闘は世界中の人を励ましている。大阪から世界を変える意気込みで、必ず100万人署名を達成する」(大阪原水協)
「日報体制で署名に取り組み始めた団体もある。NPT再検討会議にむけて、急ピッチで運動を広げる」(神奈川県原水協)
「署名が122万6千を超えた。被爆者とともにニューヨーク行動を成功させ、核兵器廃絶の機運を高めたい」(新日本婦人の会)
提案に立った安井正和事務局長は当面の行動について、NPT再検討会議にむけて署名運動を飛躍させる一大決起の場として「3・1ビキニデー」行動(2月27日〜3月1日、静岡・焼津両市内)の成功を呼びかけました。
小田川義和代表理事(全労連議長)があいさつ。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳事務局長が来賓あいさつしました。