2015年2月6日(金)
辺野古で22日県民集会
沖縄県民の怒り結集しよう
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沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設反対を訴える県議会与党会派や民主団体の代表者会議が5日、県議会内であり、22日に2000人以上を結集する県民集会を開くことが決まりました。
22日は、新基地建設に向けた海上作業が続く大浦湾で、午前10時から海上抗議デモ、午後1時から米海兵隊基地キャンプ・シュワブのゲート前で抗議集会を行います。
海上保安庁や県警は、海上・ゲート前での抗議行動に対し、暴力的な強制排除を繰り返し、抗議する市民の中に負傷者が出たり、海上で拘束したカヌーに乗った市民を波の高い沖合までけん引して解放するなどの危険な行為が相次いでいます。
日本共産党県議団の嘉陽宗儀団長は、「沖縄県知事選や総選挙で示された民意を無視した工事の強行に対する県民の怒りを結集したい」と話し、「今まさに、運動に対する干渉・弾圧が続いていますが、決して沖縄県民は屈しない。これが続けば続くほど県民の怒りは高まり、県内外からの支援は広がっています。この怒りを結集して辺野古新基地建設を阻止しよう」と訴えています。
この日の会議では今後の運動の方向性についても話し合われ、3月にも大規模集会の開催が確認されました。
海上工事「やめて」 住民ら抗議
沖縄県名護市の辺野古・大浦湾で新基地建設のための海上作業が連日行われています。5日も大浦湾では大型台船が巨大なコンクリートブロックを投入する作業を続けました。小型船に乗り込む市民は「作業をやめて」と抗議を続け、呼びかけます。
沖縄防衛局の海上作業を守るように海上保安庁の船が展開。小型船は台船の作業員に抗議の声を届けようとしますが、海保の複数のボートが船の回りを何度も旋回するように囲み、徐々に沖合へ離されます。
初めて海上での抗議行動に参加したという女性(19)は「なんでこんな美しい海をおとなが壊そうとするのか」とコンクリートブロックが海に落とされる姿を見て涙を流します。
抗議船の船長の相馬由里さん(37)は先月、海上保安庁の職員に右手首打撲を負わされ、前日の4日に那覇地検に告訴しました。「私たちは海を守るために抗議している。本来の業務が海を守る人たちには本来の仕事をしてほしい。基地に囲まれる沖縄にしたくない」