2015年1月25日(日)
子を戦場に送る教科書ノー
大阪で全国交流集会 採択でもたたかう
今年夏、いっせいに行われる中学校教科書採択が迫るなか、教科書シンポジウム実行委員会は24日、大阪市内で「子どもを戦場に送る教科書はいらない!全国交流集会」を開き、約120人が参加しました。
「採択された地域と危険な地域を結ぶ」と題したパネルディスカッションでは、パネリストたちが教科書問題をめぐり議論しました。
教科書問題を考える横浜市民の会の佐藤満喜子代表は、横浜市で侵略戦争を美化し、改憲を肯定する育鵬社版や自由社版の教科書が採択された経過について「首長が決めた教育委員が教科書を決めるという子どもたち不在の行政になっていた」と指摘。「職人が自分で仕事道具を選ぶように、自分たちで教科書も選ぼうという声を上げないといけない」と述べました。
杉並の教育を考えるみんなの会の長谷川和男さんは「安倍政権の暴走に対し、統一戦線を組むことが大事。さまざまな人と手を組み、教育に対する政治権力の介入を許さないたたかいを起こそう」と呼びかけました。
各地から「メディアや教科書から戦争は始まる。教科書採択で戦争を阻止しなければならない」「右派勢力も教科書採択を狙って必死だ。戦後70年の今年、教科書採択でもたたかおう」などの報告がありました。