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2015年1月22日(木)

八ツ場ダム 本体工事着工ノー

群馬・長野原町 現場近くで抗議行動

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(写真)八ツ場ダムの本体工事着工に抗議する人たち=21日、群馬県長野原町(八ツ場あしたの会提供)

 群馬県長野原町で、国が八ツ場(やんば)ダムの本体工事の着工を強行しようとしている問題で21日、予定地近くで、本体工事中止を求める「八ツ場あしたの会」と「八ツ場ダムをストップさせる会」の住民らが抗議行動を行いました。

 国土交通省八ツ場ダム工事事務所は20日、21日に予定していた本体工事開始の発破作業を1日延期すると発表。22日にも、着工を強行する構えです。

 抗議行動では住民らが、八ツ場沢をはさみ、発破作業現場に向かって「吾妻渓谷の自然を守ろう」「八ツ場ダムNO」「鉄鋼スラグNO」などと書かれた横断幕やプラカードを掲げアピールしました。

 また、工事事務所の担当者に、八ツ場ダム建設が「地域社会、自然環境を壊し、災害を誘発し、完成後も負の遺産を将来に残すものだ」とする抗議文を手渡しました。

 八ツ場あしたの会の渡辺洋子事務局長は「問題が山積したまま、本体工事を着工することは大変危険です。これからもますます問題が顕在化してくると思います。今後も粘り強く、建設中止を求めていく」と話しました。


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