2015年1月21日(水)
アジアの「和解と友好」へ
「五つの基本姿勢」を志位委員長提唱
志位委員長は幹部会報告で、戦後70年の歴史的節目の今年を日本とアジア諸国との「和解と友好」に向かう年になるよう力をつくすと表明し、そのために日本の政治がとるべき次の五つの基本姿勢を提唱しました。
(1)「村山談話」「河野談話」の核心的内容を継承し、談話の精神にふさわしい行動をとり、談話を否定する動きに対してきっぱり反論する。
(2)日本軍「慰安婦」問題について、被害者への謝罪と賠償など、人間としての尊厳が回復される解決に踏み出す。
(3)靖国神社参拝は、侵略戦争肯定の意思表示を意味するものであり、少なくとも首相や閣僚の参拝はおこなわないことを日本政治のルールとして確立する。
(4)民族差別をあおるヘイトスピーチを根絶するために、立法措置を含めて、政治が断固たる立場にたつ。
(5)「村山談話」「河野談話」で政府が表明してきた過去の誤りへの立場を、学校の教科書に誠実かつ真剣に反映させる努力をつくす。
志位氏は、歴史を偽造して「日本の政治は正しい戦争をやった」という議論を日本の政治に持ち込み、日本を世界とアジアから孤立させる逆流を大本から断ち切ることをよびかけました。