2015年1月17日(土)
再稼働許せません
反原連が官邸前行動
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首都圏反原発連合(反原連)は16日夜、首相官邸前抗議行動を行いました。原発を再稼働した場合に交付金を配る新たな枠組みをつくるなど、安倍晋三政権は2015年度政府予算案で再稼働への動きを強めています。寒風が吹きつけるなか、1400人(主催者発表)の参加者は、「原発よりも命を守れ」「川内原発再稼働反対」と力いっぱいコールしました。
福島県浪江町から東京都北区に避難している女性(71)は「原発さえなければ浪江で楽しく暮らしていたのに…。事故の前から原発反対運動をしていた夫は事故後うつ病になり、昨年亡くなりました。すべて原発のせいです。夫の遺志をついで、子どもたちが安心して暮らせる自然エネルギー社会をつくっていきたい」と話します。
千葉市から来た女性(63)は「放射能汚染は福島以外にも広がり続け、12万の避難住民はいまも苦しんでいます。世界各国も福島がどうなるかを見守っている。再稼働は許せません」と力強く語りました。
「僕は事故前から、心では原発に反対でした。今は行動しなければ意味がないと気づいた」というのは、千葉県松戸市から参加した男性(66)です。「原発は人にも自然にも動物にもよくない。官邸前や地元で反対し続けます」
藤野、池内議員スピーチ
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日本共産党の藤野保史、池内さおり両衆院議員は16日夜、原発再稼働を許さない首相官邸前抗議行動に参加して、国会正門前でスピーチしました。
藤野議員はこの日、ふくしま復興共同センターがおこなった政府と東電との交渉に参加しました。「政府と東電は、営業損害に対する賠償を一方的に打ち切ろうとしています。絶対に許されません」と訴えました。
池内議員は、「安倍政権は経済界と一体となって原発再稼働に前のめりな姿勢を見せています。しかし、どの世論調査を見ても再稼働反対が国民の多数です。ご一緒に頑張りましょう」と語り、藤野氏とともに「再稼働反対」などとコールしました。