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2015年1月15日(木)

在日本大韓民国民団新年会での

志位委員長の祝辞

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 日本共産党の志位和夫委員長が14日、在日本大韓民国民団の新年会で述べた祝辞(要旨)は次の通りです。


 私は日本共産党委員長、志位和夫です。新年おめでとうございます(以上、韓国語で)。

 今年は戦後70年、そして日韓国交正常化50年の節目の年であり、この年が日韓の本当に心の通った友好に向かっての転機の年になるように、私たちも力を尽くしたいと考えています。

 私は、日韓の本当の心の通った友好を築こうとすれば、過去の歴史に正面から向き合い、過ちを真摯(しんし)に反省し、未来への教訓として生かすことが何よりも大切だと考えています。

 「村山談話」、「河野談話」については、一番の核心的部分をしっかりと継承しながら、談話の精神にふさわしい行動を取ることが、必要だと思います。

 最大の懸案となっている日本軍「慰安婦」問題については、被害にあわれた女性の方々の人間としての尊厳が回復される解決が必要であります。

 ヘイトスピーチ(差別扇動行為)の問題は、たいへん恥ずかしい問題であり、これが在日韓国人の方々をどれだけ傷つけているか計り知れません。政治が立法措置も含めて、これをなくす断固たる姿勢を示すことが必要であります(拍手)。

 私は、昨年10月、日韓議員連盟の一員として韓国を訪問し、青瓦台で朴槿恵(パク・クネ)大統領とお会いし、日韓・韓日議員連盟の合同総会に出席する機会がありました。

 そこでもさまざまな交流がありましたが、日韓両国の国会議員の努力によって立派な「共同声明」が採択されたことを私たちも喜んでいます。

 いろいろ大事な内容が盛り込まれていると思いますが、とくに私は二つの点が大事だと考えています。

 一つは、この「共同声明」の中に、「村山談話」、「河野談話」を引き継ぐとともに、「それにふさわしい行動を取る」と明記されていることです。

 もう一点は、「慰安婦」被害者の「名誉回復と心の傷を癒やすための措置を早急に取る」ということが明記されていることです。

 私はこうした「共同声明」が全会一致で採択されたことは、日韓のさまざまな諸懸案の解決に向けての大きな一歩だと考えています。

 こういった前向きの流れも大きな力としながら、今年を日韓の本当の友好が発展する年にするために、私たち日本共産党は、日韓議連の一員としても、そして政党としても、力を尽くすことをお約束したいと思います。

 最後に、永住外国人の地方参政権の実現の問題について、私たちは超党派で力を合わせ、知恵を絞って、この実現に向けて努力する(拍手)ということを申し上げまして、ごあいさつといたします。

 (韓国語で)ありがとうございました。


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