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2015年1月13日(火)

13年度 日米共同演習 最多更新

少なくとも74回 のべ915日間

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図

 2013年度(13年4月〜14年3月)に自衛隊と米軍が実施した共同演習(日米が参加した多国間共同演習を含む)が少なくとも74回、のべ915日間にのぼり、回数・日数ともに過去最多となることが分かりました。防衛省への情報公開請求で入手した資料から本紙が集計しました。のべ日数が過去最多となるのは12年度に続いて2年連続。

 東日本大震災の影響から前年度比で微減となった11年度を除き、過去5年間の演習日数は一貫して増加傾向にあります。(グラフ)

 13年度の日米共同演習を象徴するのが、米カリフォルニア州で行われた大規模な強襲上陸訓練「ドーン・ブリッツ(「夜明けの電撃戦」の意味)」(13年5〜6月)です。同訓練はこれまで米軍単独で行われてきたものですが、13年は陸海空の3自衛隊が海外で初めてそろって参加した共同統合訓練として実施されました。

 陸上自衛隊は2005年以来、米国で海兵隊との共同訓練を重ね、上陸作戦の技術を吸収してきました。しかし、今回の「ドーン・ブリッツ」では、陸自に加えて海上自衛隊のヘリ空母や大型輸送艦も投入して、上陸部隊のための海上拠点の役割を果たしました。

 自衛隊の準機関紙「朝雲」は「新たな共同統合運用の幕開け」などと報じ、写真特集を2回にわたり連載しました(13年6月20日、27日付)。海外への侵攻能力を高める「海兵隊化」の動きが、陸海空3自衛隊の統合作戦として遂行する新段階に入ったことを意味します。


 統合運用 二つ以上の軍種(例えば空軍と海軍)が単一の指揮下で一体に作戦任務を行うこと。自衛隊が統合運用への移行を進める背景には、部隊の行動を迅速にするとともに、統合軍を基本とする米軍との一体化を促進する狙いがあります。


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