2015年1月12日(月)
追い出し部屋 即撤去を
日立グループに分会結成
電機・情報ユニオン
人権無視のリストラに反撃しようと11日、電機・情報ユニオン東京支部日立超LSI分会の結成大会が東京都内で開かれ、「巨大企業を内部から変える第一歩にしたい」「追い出し部屋を即時撤去させたい」などの決意にあふれました。
日立グループは人権・人格を無視するリストラをすすめています。その一環として日立超LSIシステムズは、2013年3月に半導体デバイス事業撤退にともなって早期退職の強要など大リストラを実施。早期退職に応じず会社に残った労働者には、「仕事を与えない」「自宅待機」などの差別をしました。
同年秋には、異業種の派遣会社への出向を業務命令で強行しましたが、電機・情報ユニオンの団体交渉を通じて、出向解除の成果を勝ち取り、昨年末に復職しました。ところが、復職当日に面談を実施し、転職支援会社・パソナで自分たちの出向先を探させるという「追い出し部屋」に配属。人権無視の対応が続いています。
40代後半の組合員は、「子どもに今何の仕事をしているかと問われても答えられないのが、悔しくてつらい」と言葉を詰まらせながら、「安心して誇れる仕事を続けていきたい」と決意をのべ、大きな拍手を浴びました。
東京地評の菊池光男組織局長らが連帯のあいさつをしました。