2015年1月11日(日)
公害たたかい40年
合同旗開き 各団体が決意
120人熱気
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全国公害被害者総行動実行委員会などは9日夜、東京都内で2015年公害団体合同旗開きを開きました。全国各地の公害被害者や弁護士、支援者ら約120人が参加し、熱気に包まれました。
主催者を代表して森脇君雄代表委員が「今年40年を迎える、このたたかいは多くの法律をつくってきた輝かしい歴史をもつ」とあいさつ。薬害や水俣病、有明訴訟、大気汚染など各団体が今年の決意を表明し、なごやかに懇談しました。
昨年、最高裁で勝利判決を勝ちとった泉南アスベスト訴訟・弁護団は、塩崎恭久厚労相が18日に現地で患者に謝罪することを明らかにしました。「たたかってこそ情勢が切り開ける。次は建設アスベストの解決を」と訴えました。
まもなく4年を迎える福島の原発被害について訴訟団は裁判闘争の決意を述べました。
医療や労働、女性団体が来賓あいさつ。日本共産党を代表して仁比聡平参院議員、島津幸広衆院議員もあいさつしました。仁比氏は「安倍政権の暴走をくいとめるたたかいを繰り広げよう」と話し、衆院の環境委員に就任した島津氏は「みんなの願いを実現するためにがんばりたい」と述べました。