2015年1月8日(木)
噴火被害の対策必要
熊本・阿蘇中岳 党県議が現地調査
熊本県の阿蘇中岳で断続的な中・小規模の噴火が続き、降灰、噴煙による被害が出ている問題で、日本共産党の松岡徹県議と山本のぶひろ県議予定候補は7日、現地調査を行いました。県北広域本部阿蘇地域振興局や阿蘇市役所、高森町役場などを訪れ、影響、対応についてや、要望などを聞き取りました。川端忠義・阿蘇市議、たけはら祐一・阿蘇市議予定候補も参加しました。
阿蘇中岳は昨年11月25日に噴火。噴火警戒レベル2が継続し、火口周辺1キロ以内の立ち入りが規制されています。阿蘇市によると、降灰によるキャベツや白菜など農作物への被害や、ホテル・旅館等のキャンセルなど観光面への被害も発生しています。
各自治体から、降灰が長期的に続いた場合の、作付け後の畑や田植え後の水田への影響や風評被害による作物価格安などを心配する農家の声が紹介され、農業被害・風評被害対策や清掃車両の購入などの要望が出されました。松岡県議は「今回うかがったことを整理して、国や県にきちんと申し入れなどをしていきたい」と応じました。
また、火山灰が積もった道路や畑、ビニールハウスなどの被害状況を視察。山本県議予定候補は「住民の安全や財産、日常生活を守る立場でいろいろな事態を想定し、万全な対策を取っていく必要性を実感した」と述べました。