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2014年12月29日(月)

きょうの潮流

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 黄色い傘を手に手に、繁華街をデモ行進する若者たちの写真。香港に暮らす日本人女性から届いたクリスマスイブのメールです。行政長官選挙の民主化を求めた人々の意思は強い。彼らが口ずさむクリスマスソングの替え歌が響きわたりました▼その日、東京・新宿の街を歩きましたが、なんとも静か。クリスマスソングに替わるかのように、テレビから流れてきたのは安倍首相の「憲法改正」の声でした。第3次安倍内閣が発足しました▼例によって、NHKが夜9時のニュースで、首相記者会見を生中継。首相のねらいを検証する姿勢は、今のNHKには見当たりません。安倍首相が送り込んだ籾井(もみい)会長が居座り、NHKの報道が首相寄りになっていると視聴者の目は厳しい▼政権が公共放送を乗っ取ろうとしていますが、それに甘んじているわけにはいきません。市民の手に公共放送を取り戻そうとする運動が、“安倍NHK”とせめぎあっています▼11月に鹿児島の屋久島で「NHK問題を考える会」が発足。今年は7県の新しい「会」が加わり全部で10を数えます。新年には茨城でも「会」を結成。NHK退職者有志からも会長辞任を求める声があがっています▼来る年は放送90周年です。戦争中、大本営発表を続けたNHKは、過ちを繰り返さないようにと戦後を出発。朝ドラ「花子とアン」にも描かれました。「政府が右ということを左とはいえない」の信念を持つ籾井会長らとは“ごきげんよう。さようなら”といきたいものです。


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