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2014年12月27日(土)

来年こそ勝利 新基地断念へ座り込み納め

沖縄・辺野古

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(写真)「新基地反対」のメッセージボードを掲げてアピールする座り込み参加者ら=26日、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前

 安倍政権の強行した沖縄県名護市辺野古への新基地建設に反対し、ヘリ基地反対協議会が7月に始めた米軍キャンプ・シュワブゲート前での抗議行動は26日、年内最後となる座り込みをしました。集まった約150人は、切りひらいた展望を胸に、「来年こそ新基地建設を断念させて勝利しよう」と、意気高くシュプレヒコールを繰り返しました。

 7月7日から173日間、海上での抗議船などによる監視行動と同時に、夏場の炎天下や悪天候だけでなく、一時は夜中も続けられた座り込み。県警や海上保安官などの暴力的な強制排除にも非暴力の抵抗を貫いた現場のたたかいが「オール沖縄」による新基地ノーの民意を支え、県知事選、衆院選の歴史的勝利につながりました。

 沖縄国際大学の照屋寛之教授がぜんざい200食分をふるまうなど、多くの差し入れがあったこの日、参加者は県外からの来訪者を交え、腕を組みながら座り込みの中に生まれた数々の歌を合唱。読谷村から長女(6歳)、長男(5歳)、次男(3歳)を連れて駆け付けた当山なつみさん(24)は「最初の頃は厳しいときもあったといいますが、みんなで歌ったり踊ったりして乗り越えられてきたんだと思います。沖縄の選挙の勝利に県外や海外でも注目が高まっている。私も『オール沖縄』の民意を全国に広げるため、今後もインターネットなどを通じて発信を続けたい」と話していました。

来月5日に再開

 ゲート前座り込みは来年1月5日再開予定。12月31日(水)は、午後3時から辺野古浜のテントで芸能祭、5時から年忘れ交流会が開かれ、元日早朝の新年を浜で祝う集いには、稲嶺進名護市長も駆け付ける予定です。


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