2014年12月22日(月)
日本共産党 新衆議院議員
熱い期待胸に
国民を守る提案大いに
北陸信越ブロック 藤野 保史さん(44)
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冷たい雨や雪の中、ご奮闘いただきましたみなさんに、感謝申しあげます。本当に、ありがとうございました。
選挙戦を通じて私は、安倍政権の暴走に対する怒りにこたえられるのは日本共産党だけだ、との期待を日々感じながら駆け抜け、多くの人々に支えられ、党内外の「今度は共産党だ」の声をいただいて勝利して、11年ぶりの議席獲得を実現することができました。この議席の重み、責任を強く感じます。
21議席への躍進で単独の議案提案権を手にしました。ワクワクしています。国民のための提案を大いにやっていきたい。
共産党は、「消費税10%」、原発、あらゆる問題で対案を示したたかってきました。この対案が受けいれられた結果だと思います。原発再稼働、環太平洋連携協定(TPP)、「戦争する国づくり」、沖縄新基地…、国会のたたかいが始まります。この議席を、みなさんの暮らしを守り平和を守る議席にしていきます。
日本の新しい政治が、共産党を一つの重要な核にして始まる―、その第一歩を、北陸信越から築いたと感じています。この勝利を「突破口」にして、引き続く躍進を、みなさんといっしょに築いていく決意です。
1970年生まれ。京都大学卒。穀田恵二、吉井英勝両衆院議員秘書。現在、党書記局員、政策委員会事務局次長、原発・エネルギー問題対策委員会事務局長。
草の根と連携し論戦を
東海ブロック 本村 伸子さん(42)
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佐々木憲昭前衆院議員のバトンを受け、議席を一つ増やして当選することができました。支援していただいた多くの方々に感謝し、ご期待に応え、安倍政権の暴走を止めるため、国会で力いっぱい頑張る決意です。
選挙中は、暮らし、命、平和憲法を守り抜くと訴え、熱い共感の声をたくさんいただきました。岐阜駅前では「正規雇用を増やして」と若い方がカンパを渡してくれました。若者の雇用、世界一高い学費の問題を解決したいと強く思います。私は被爆2世として戦争する国づくりは絶対許さないと強く訴えました。元民主党国会議員の方からも「止められるのは日本共産党しかない」とエールをいただきました。
脱原発の仲間で参院選では私個人を応援してくれていた人が今度は「比例は共産」と応援演説してくれました。「第三極」の党がなくなっていく中、ブレずに頑張る党を評価してくれたのです。
国会では設楽ダム建設ストップなど、東海地方の地元要求も取り上げたい。議席の3分の2を占める自公与党に立ち向かうため、草の根運動と連携し広げられる論戦をしたい。すぐ発信できるツイッターなどSNSも生かして安倍政権を打倒し、次のステージへ向かえるよう頑張ります。
1972年、愛知県豊田市生まれ。龍谷大学文学研究科国史学修士課程修了。八田ひろ子参院議員秘書などを経て2010年、13年に参院愛知選挙区に立候補。准中央委員。
原発の再稼働許さない
東海ブロック 島津 幸広さん(58)
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模索している有権者に共産党の訴えが届けば支持が広がっていく手ごたえが、選挙が進むにつれ広がったのが実感です。
ブラック企業の話をすると若いみなさんの関心を集めて、そこだけは立ち止まってくれることもありました。大変な立場に置かれている若い方の心のひだに触れることができたのも実感しました。
東京で1人暮らしの娘を引きあいに出し、やっと正社員になったけれども給料が少なく今でも仕送りしている話をしました。娘から怒られるかと思いましたが、むしろ、実態はもっとこうなんだよと、話してくれました。
静岡出身ですから、最大の問題である浜岡原発再稼働を絶対に許さず、止めたまま廃炉にしていきたい。日照時間も全国上位。風も強く長い海岸線、山も川もあり、再生可能エネルギーの地産地消で地域経済も活性化できます。それが日本から原発をゼロにしていくことにつながりますから大いに頑張りたいです。
リニア新幹線は自然を破壊し本当に無駄な建設です。東海のみなさんと力をあわせて今からでも工事を中止させます。
東海4県、可能な限り足を運び、みなさんの要望を聞いて国会に届ける決意です。
1956年静岡県浜松市生まれ。県立浜松工業高校建築科卒。建設会社、「赤旗」県記者など歴任。党県書記長。
現場の実態をぶつけて
近畿ブロック 清水 忠史さん(46)
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「景気回復は一つも実感できていない。本当に消費税上げていいのか」「将来に希望が持てない」という有権者が多く、これまでになく、党の訴え、主張に耳を傾けてくれ、新たな期待や注目が集まった選挙でした。
選挙戦を通じてはっきりしたことは、憲法を守り、増税に歯止めをかけ、若者の雇用を守り、安心して暮らせる、営業できる政治や社会を実現できるのは日本共産党しかないということが多くの有権者の心をとらえたことだと思っています。
私はこの2年間、日本共産党大阪府委員会副委員長として、関経連はじめ経済団体、中小企業団体などさまざまな個人・団体と懇談を広げ、運動の先頭に立ってがんばってきました。ここでの共同の広がりが共産党への期待の広がりにつながったと感じています。
大阪市議を任期半ばで辞職し、国政に挑戦。市議に送り出していただいた地元福島区のみなさんには迷惑と心配をかけてまいりましたが、5年越しの挑戦で国会へ駆け上がることができました。
国政の場で一番やりたいことは景気をよくするということです。現場の実態や生の声を直接ぶつけて、公約実現のために全力を尽くします。橋下維新政治とも正面から対決していきたい。
1968年、大阪府吹田市生まれ。大阪経済大学に学ぶ。飲食店勤務のかたわら松竹芸能に所属。大阪市議1期。党大阪府副委員長。
平和の破壊 食い止める
近畿ブロック 堀内 照文さん(42)
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今回の選挙では、保守や自民党員という方からも「安倍首相の政治は危ない」「今度は共産党」と言っていただくような選挙でした。10代から30代、子育て世代など若者から、「戦争する国」づくりへの危惧が多く寄せられました。
新しい国会では、集団的自衛権の具体化が大きな焦点になるでしょうから、平和を破壊する安倍政権の暴走政治を国民みなさんの運動と共同してしっかり食い止めるため全力をつくします。
暮らしの問題では、若い世代、子育て世代が派遣や「ブラック企業」で働いていては、未来がありません。労働法制の規制緩和をやろうというのがアベノミクスです。これを許さずに、命と暮らし、雇用第一の経済改革に取り組みます。
阪神・淡路大震災から20年の1・17が近づいています。兵庫出身の議員として、借り上げ復興住宅からの被災者追い出しをやめるよう強く求めていきます。災害援護資金も、あと一歩です。運動で追い詰めていますから、返済免除を制度として実現したい。
党員や支持者の皆さんの「今度こそ」「なんとしても」という熱い思いに支えられてたたかった選挙でした。その気持ちにこたえて、力いっぱいがんばりたい。
1972年、大阪市生まれ。党県副委員長。神戸大学文学部自治会委員長の時に、阪神・淡路大震災を体験。救援・復興に奔走。国政に今回、5回目の挑戦。