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2014年12月16日(火)

日本共産党 衆院選当選者の横顔

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北海道ブロック

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畠山和也(43)

 道内各地を巡り、不安定な非正規雇用、派遣切り、弱者切り捨てをやめさせる運動を励まし、農業問題では、環太平洋連携協定(TPP)反対や米価暴落の対策を求める農家の声を、政府交渉で届けてきました。

 苫小牧市の元中学教諭で、「どの子も人間らしく成長できる教育のために政治を変えなければ」と党道委員会勤務員になりました。

 “原発ゼロ”の運動では、道原発連の代表委員として先頭にたちました。

 宮城県石巻市出身。宮城教育大、北海道教育大学院卒。党中央委員。北海道書記長。趣味は将棋、野球。

東北ブロック

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高橋ちづ子(55)

 東日本大震災と東電福島第1原発事故直後から被災地の痛切な声を国会に届け、被災者本位の復興へ全力で取り組んでいます。衆院の災害対策特別委員を務め、在宅避難者を災害救助法の対象にさせ、原発事故の賠償拡大、中小企業の補助拡充にも活躍。

 環太平洋連携協定(TPP)参加に断固反対し、農業を守れと各地で共同を広げています。今年産の米価暴落では政府に過剰米対策や「米直接支払交付金」の半減措置撤回を申し入れ。今回の衆院選で全国農政連から初めての推薦を受けました。まさに「東北の命綱」の議員です。

 元私立高校教師、青森県議。今回で5期目。党常任幹部会委員。

北関東ブロック

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塩川鉄也(52)

 原発・エネルギー、中小企業、地域経済、地方行政、放送・通信・郵政問題などに取り組み、今年の通常国会の質問が54回に上り、衆院第1位にランクされました。

 大雪や竜巻などの災害では、何度も現場に足を運び、被災者の要望を国に届け、支援制度を拡充。2月に首都圏を襲った大雪では、農業用ハウスの再建補助金や地方自治体の除雪補助金の拡充などが実現しました。

 深刻な騒音被害をもたらす米軍機問題では、米軍が航空管制を握り「訓練エリア」にしていることを暴露し、「『米軍特権』を許すな」と追及しました。

 埼玉県日高市職員などを経て、今回で衆院議員6期目。党中央委員。

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梅村早江子(50)

 市民運動の経験は25年以上になります。消費税をなくす全国の会の結成(1990年)に参加し、事務局長として活躍、消費税に苦しむ国民や中小零細企業を目の当たりにし、草の根運動に取り組んできました。

 居住地の埼玉県蕨市では、蕨駅にエレベーター設置を求める市民の会の会長を務めたほか、保育園の拡充を求めるママ・パパネットワークなどに加わり、子育てママたちと民主市政実現に尽力しました。保育園の保護者会、小学校PTAの役員なども。

 今回総選挙で初当選。党准中央委員、書記局員、女性委員会副責任者。

東京ブロック

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笠井亮(62)

 この2年間、テレビ中継が入る衆院予算委員会で8回、安倍首相と対決。50人の衆院憲法審査会委員のなかで、ただ1人憲法9条を守る立場で奮闘してきました。

 被爆2世。世界五十数カ国を訪れ“野党外交”の先頭に。戦前の日本が持ち出した文化財「朝鮮王朝儀軌」の返還に貢献し、日本軍「慰安婦」問題の解決にも奮闘。原発再稼働反対、原発ゼロを求める首相官邸前行動では“皆勤賞”の評も。

 05年衆院選で当選。今回で4期目。参院議員1期。党常任幹部会委員、政策委員会副責任者、国際委員会副責任者、原発・エネルギー問題対策委員会責任者。

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宮本徹(42)

 12年12月、2回目の総選挙に挑戦、惜敗したものの、掲げた公約の実現へ草の根で活動。14年3月から党東京都委員会副委員長となり、保育園や特別養護老人ホームの増設、外環道建設ストップなど市民の願い実現へ全力をあげてきました。

 原発事故は絶対に繰り返してはならないという思いから、パパ・ママデモなどを市民と共同して組織してきました。こどもの城・青山劇場の存続を求める運動にも取り組んでいます。

 党東京都武蔵野・三鷹地区委員長など歴任。今回衆院選で初当選。党准中央委員。

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池内沙織(32)

 原発再稼働、秘密保護法、集団的自衛権、ヘイトスピーチ(差別扇動行為)に反対するデモに積極的に参加しています。「私も運動の場でともにたたかってきました。みんなの声を国政に届けたい」と奮闘します。

 民青同盟東京都副委員長として青年運動の先頭に立ちました。09年と12年の総選挙で、東京12区候補としてたたかいました。

 学生時代に「慰安婦」問題を知り衝撃を受け、以来「慰安婦」問題を学び、若い世代に伝えることがライフワークです。

 今回総選挙で初当選。党東京都委員、青年学生部員。

東海ブロック

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本村伸子(42)

 日本共産党の八田ひろ子元参院議員を秘書として6年支え、「派遣切りやDV(家庭内暴力)被害者の方など、どんな事でも相談があれば、すぐに駆けつけて話を聞き、手を差し伸べる優しさと面倒見の良さは抜群」(八田さん)の即戦力です。

 秘書当時、DV防止法成立に尽力。設楽(したら)ダム建設に絡む政治献金や天下りを解明し、サービス残業根絶法案の作成にかかわり、法案とほぼ同じ通達を厚労省に出させ、447億円ものサービス残業代を支払わさせました。原発ゼロをめざし毎週金曜、関西電力東海支社前で市民と行動。被爆2世。反核平和が政治家の原点です。

 今回衆院選で初当選。党准中央委員、愛知県常任委員。

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島津幸広(58)

 浜岡原発のある静岡県出身者として原発ゼロへの思いは人一倍強く、「東海地震の震源域の真上にある浜岡原発の再稼働は許しません。自然エネルギー開発を本腰入れて進め、原発ゼロの日本に」と奮闘してきました。

 東海地震で想定される仮設住宅の建設費を耐震補強として先行投資すれば、人命や経済の損失も少ないと試算して県議団で県当局に迫った結果、県レベルでは全国初の木造個人住宅耐震補強工事への助成制度実施につなげました。旅館組合や行政側も参加した「伊豆の観光を考えるシンポジウム」(96年)など多彩なシンポジウムを企画・準備した実績も。

 今回衆院選初当選。建設会社勤務、赤旗記者などを経て、党静岡県書記長。

南関東ブロック

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志位和夫(60)

 党委員長として安倍政権打倒を掲げ真正面から対決。総選挙では安倍暴走政治をストップさせ、政治を変える「五つの転換」を訴えたたかい抜きました。

 この間、「消費税に頼らない別の道」「暮らしと経済を立て直す緊急提案」、憲法9条に立った平和の外交戦略「北東アジア平和協力構想」などの一連の新しい政治展望を党綱領と国民の立場に立って明らかにするとともに、国会では沖縄・米軍基地問題、労働者切り捨て問題、環太平洋連携協定(TPP)問題などを追及。農協や医師会などとTPP問題での「一点共闘」に取り組み、原発再稼働反対・原発ゼロの運動と連帯しデモや集会に参加し、国民との共同を広げてきました。

 東大工学部卒。93年、旧衆院千葉1区で初当選。今回で8期目。党幹部会委員長。

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畑野君枝(57)

 1998年に参院神奈川選挙区で初めて日本共産党から当選。参院文教科学委員会、決算委員会、国民生活・経済に関する調査会各委員、党参院国対副委員長などを歴任。初質問で30人学級実現を求めて以来14回、歴代6人の文科相に実現を迫りました。

 「子どもの医療費無料化を国の制度にすること」を求める決議を参院で実現させました。

 神奈川県生まれ。中学校教諭、民青同盟神奈川県委員長などを歴任。

 今回の衆院選で初当選。参院議員1期。党中央委員。

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斉藤和子(40)

 3月に生まれた息子のママとして原発ゼロや「息子を戦場に送るような日本には絶対したくない。子や孫たちに平和な未来を手渡したい」と力強く訴え、共感を広げました。

 代々農業を営み、自らも大学で農業や食品流通を学び、農業や食の安全への思いは人一倍です。ツイッターでニンジンをもじったキャラクターで発信したことも。10年には米ニューヨークの核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けた国際行動に参加しました。

 09年、10年、12年、今回と4度目の国政選挙挑戦でみごと初当選を勝ち取りました。党千葉県委員。党千葉県西部地区常任委員。

北陸信越ブロック

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藤野保史(44)

 党原発・エネルギー問題対策委員会事務局長として、原発立地自治体の声を聞いてきました。原発に代わる自然エネルギーの本格的普及により、地域活性化を提案しています。原発が日本一集中する北陸信越ブロックで、「ただちに原発ゼロ」を訴え、奮闘してきました。

 11月22日に起きた長野北部地震では、直ちに現地に入り、被災状況を調査。全面復旧へ、県、市議団と連携し、全力を挙げています。

 今回総選挙で初当選。穀田恵二、吉井英勝両衆院議員秘書など歴任。党准中央委員、書記局員。

近畿ブロック

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穀田恵二(67)

 他党幹部が一目置く党国会議員団の要です。安倍暴走政治を押し付ける与党の一方的国会運営と真っ向対決し、「21世紀の政治を国民の手に」をモットーに国民の声を国会に届ける役割を担ってきました。

 岩手県生まれ。立命館大学在学中、日本共産党が「侵略戦争反対」「主権在民」をかかげ、たたかい抜いたことに感動し入党。立命館大学職員、党京都北地区委員会勤務を経て京都市議に当選。西陣織など京都の文化と伝統工芸を重視し、輸入品の不当表示規制などの対策を政府に求めてきました。「京・ベストタイ・ドレッサー」に認定されたことも。

 93年、衆院初当選。今回で8期目。党常任幹部会委員、国会対策委員長。

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宮本岳志(54)

 1998年に参院議員に当選し、運輸、郵政、地方自治などの分野を担当。衆院では文部科学委員会、青少年対策特別委員会、科学技術・イノベーション推進特別委員会に所属。高学費の是正と給付型奨学金の導入を繰り返し政府に要求してきました。

 超党派のスポーツ議員連盟に所属する現役のラグビープレーヤー。文化・芸術、スポーツへの国の支援充実を求めてきました。

 和歌山県生まれ。民主青年同盟大阪府委員長、党大阪府副委員長など歴任。

 日本民主主義文学会員。参院1期。衆院は今回で3期目。党スポーツ委員会責任者。

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清水忠史(46)

 阪神・淡路大震災のボランティアを通じ政治に関心を持ち、07年の大阪市議選で初当選。10年の参院選に挑戦し36万票で惜敗。

 大阪府吹田市生まれ。飲食店勤務の傍ら漫才コンビ「ツインタワー」として松竹芸能に所属。パーソナリティーを務めたラジオ番組「ラジオ派遣村」が貧困ジャーナリズム賞を受賞。

 特技の合気道と大道芸・バナナのたたき売りは有名。

 インターネット番組「派遣村TV」の「村長」としてパーソナリティーを務めてきたほか、ラジオ番組でサウンドクルーを務めるなど多才。

 今回初当選。党大阪府委員会副委員長。

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堀内照文(42)

 神戸大学卒業間近の阪神・淡路大震災では、学生の安否確認や下宿の確保、学費減免などの救援活動に奔走。その後、党兵庫県委員会に勤務し、被災者への個人補償を求める運動や「空港よりも住宅を」と被災者支援の活動にとりくみました。

 医師不足解消と公立病院を守る運動、「派遣切り」などの青年雇用問題、農林漁業や地域経済の振興、介護・障害者施策、子育て・教育、憲法と平和、核廃絶のとりくみなどに奮闘してきました。

 東日本大震災以降も被災者支援、原発ゼロ・自然エネルギー普及などで奮闘。

 今回衆院選で初当選。党准中央委員、兵庫県副委員長。

中国ブロック

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大平喜信(36)

 日本共産党広島県土砂災害支援対策副本部長として、8月に広島市を襲った土砂災害被災地で約2500軒を訪ね、被災者に寄りそった支援活動に全力をあげました。また、学費値下げや給付型奨学金制度を要求する運動に取り組んできました。

 広島市出身。兄とともに、お好み焼き屋とパートの仕事を掛け持ちする母の背中を見て育ちました。二つのアルバイトをこなして大学を卒業。民青同盟広島県委員長など歴任しました。

 家族は妻と息子。趣味は、音楽鑑賞、野球観戦、山歩き。

 今回初当選。党広島県委員会県常任委員。

沖縄1区

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赤嶺政賢(66)

 名護市辺野古への米軍新基地建設計画が浮上して以来18年以上、新基地ノーのたたかいの先頭に立ち、「オール沖縄」の民意形成に力をつくしてきました。衆院では安全保障委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会などに所属し、憲法、平和、米軍基地問題などを追及してきました。

 那覇市生まれ。実家は米軍那覇基地(当時)の隣で、米軍の沖縄支配の横暴な実態や県民のたたかいを肌に感じながら少年時代を過ごしました。大学2年のとき、アメリカと財界本位の自民党政治に反対し、沖縄の無条件全面返還と「国民が主人公」の日本をめざしてがんばる日本共産党に入党。高校教師や党那覇市議を経て、00年に衆院初当選しました。

 今回6期目。党幹部会委員、沖縄県委員長。

九州沖縄ブロック

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田村貴昭(53)

 北九州市議2期を経て、05年、09年、12年の衆院選で党比例代表候補として出馬。11年の福岡県知事選では「福岡県民の会」から要請を受け立候補。「身近で役立つ福岡県政」を掲げてたたかいました。

 川内原発再稼働、佐賀空港へのオスプレイ配備、沖縄新基地建設などの悪政押し付けとたたかうとともに、トヨタ、日産、東芝など大企業と直接交渉も行い、雇用と地域経済を守るためにがんばってきました。パソコンを駆使して国政問題を語る「電気紙芝居」は「とても分かりやすい」と評判です。

 今回初当選。党国会議員団九州・沖縄ブロック事務所長。

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真島省三(51)

 民青同盟福岡県戸畑地区委員長、党八幡遠賀地区委員会勤務、同地区委員長を歴任後、07年、福岡県議に当選。県議時代、町村会をめぐる汚職事件で当時の福岡県知事の責任を追及し、知事選への再出馬を断念させたほか、豪華「海外視察」や政務調査費の私的流用で腐りきっていた県議会の改革に取り組みました。

 12年衆院選に福岡9区で立候補しました。

 米軍基地の町・長崎県佐世保市に生まれ育ち、核兵器廃絶への思いを強めました。趣味は山登り。

 今回初当選。党福岡県委員会書記長。


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