2014年12月16日(火)
議席奪還の3ブロック 3氏が訴え
議席奪還を果たした、北海道、北陸信越、中国の衆院比例ブロックの各氏は、選挙結果を知らせ、支援のお礼を述べるとともに、公約実現の先頭に立つ決意を力いっぱい語りました。
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北海道 畠山 和也氏 14年ぶり
政権暴走の“歯止め”に
北海道から14年ぶりの議席獲得を果たした畠山和也氏(比例代表)は15日朝、青山慶二党道委員長とともに札幌市中央区でマイクを握り、公約実現への決意を語りました。
畠山氏は、多くの人から安倍政権の暴走への不安と「共産党が歯止めに」との期待の声が寄せられたことを紹介。「集団的自衛権の行使容認の撤回、原発ゼロ、増税は中止に、との道民の声を受け止め、命・暮らし・雇用を守る先頭に立ってがんばります。ご一緒に暴走をやめさせましょう」と力を込めました。
青山委員長は「安倍政権に真正面から対決し、対案を示してきた姿が道民に伝わった。公約実現のために全力を尽くしたい」と述べました。
雪が舞う中、ピンクのカクサン部Tシャツに身を包んだ全道労働者日本共産党後援会の人たちも駆けつけました。
代表委員の黒澤幸一氏は「北海道から働く人の声をまっすぐ届ける議席が誕生してうれしい。一緒に暴走政治をストップさせたい」と話しました。
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北陸信越 藤野 保史氏 11年ぶり
原発政策転換対案示す
日本共産党の衆院北陸信越ブロック比例議席を11年ぶりに奪還した、歴史的な瞬間から一夜明けた15日朝、当選した藤野保史氏は雪が降りしきる中、長野県庁前で選挙結果の報告に立ちました。
選挙結果について藤野氏は、「政治を変えたいと願う国民のみなさんの第一歩だ」と述べるとともに、「つづくいっせい地方選や参院選などでの、第3の躍進、第4の躍進につなげていきたい」と、決意を表明しました。
選挙中、特に「きっぱり原発ゼロと言える共産党の国会議席を、北陸信越から必ず」と訴え続けてきた藤野氏は、「原発政策を転換したいという声が、今度は国会に届く。転換の対案を示し、共同を広げたい」と、新たな抱負を語りました。
街頭からの報告には、井上哲士参院議員、衆院候補として奮闘した武田良介氏(長野1区)、党県議団、党長野市議団がずらりと並びました。井上議員は、「参院選、衆院選の躍進を力に、さらに政治を動かしていきたい」と、述べました。
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中国 大平 喜信氏 11年ぶり
平和愛する心を国会へ
衆院比例中国ブロック(定数11)で、2003年に議席を失ってから11年ぶりに日本共産党の議席奪還を果たした大平喜信氏は15日、広島市中区の街頭に立ち、勝利の報告と決意表明を行いました。
大平氏は「暴走政治への大きな怒り、強い不安が次々寄せられ、『その受け皿になるのは共産党だ』『今度は共産党に入れる』との声が託された」と報告。「この期待にしっかり応えるため、国民と力を合わせて暴走をストップさせたい。中国5県の気持ちを代表し、平和を愛するヒロシマの心を国会に届けるために今日から全力で頑張り抜く決意です」と訴えました。
スポーツクラブの帰りに通りかかった女性(65)=市内=は「本当にうれしい。大事なのはこれから」と目を見開きます。「初めて共産党に投票したクラブ仲間が『おめでとう』と言いつつも、自公の3分の2獲得で『憲法が改悪されそうで怖い』と話していた。この声に応えないといけない」と語りました。