2014年12月9日(火)
大企業応援から暮らし応援に
戦争する国づくりは許さない
ラジオ番組 市田氏語る
日本共産党の市田忠義副委員長は8日、文化放送のラジオ番組「吉田照美 飛べ!サルバドール」に電話出演し、総選挙の争点と党の主張を語りました。
「衆院選で一番訴えたいこと」として、市田氏は「安倍政権の暴走政治にストップをかけて、日本共産党の躍進で国民の声が生きる新しい政治に切りかえようと訴えたい」と述べました。
市田氏は、安倍首相が賃上げや雇用改善を主張しているが、労働者派遣法の改悪や「残業代ゼロ」法案を次の国会に出そうとしており、「言っていることとやっていることが逆」だと批判しました。
共産党の経済政策を問われた市田氏は、「一番大事なのは、大企業応援から暮らしを応援する、暮らしを土台からあたためること」と述べ、正社員が当たり前の「人間らしく働ける雇用のルール」をつくること、最低賃金の時給1000円以上への引き上げをあげました。
「集団的自衛権の行使に関して、共産党はどういうスタンスをとっているんでしょう」との質問に市田氏は、自衛隊が米軍とともに海外の戦闘地域に行って武力行使をすることであり「反対です」ときっぱり。「戦場に行くのは安倍首相でも自民党の政治家でもない。未来を担う若者です。集団的自衛権というのは国を守るためでも国民を守るためでもない」と話しました。
さらに、「今日は12月8日で、太平洋戦争が始まった日です。戦後、日本は(戦争で)一人の命も失わなかったという誇りある歴史をもっている。この歴史を投げ捨てて、米軍と自衛隊が肩を並べて戦争する国づくりは憲法に違反しているし、戦後の日本の出発点の根本を否定するもの」と指摘。日本共産党の躍進でこれを阻止したいと決意を語りました。