2014年12月7日(日)
大激戦の小選挙区 京都1区
伝統の街から風穴あける こくた候補、駆け巡る
各層に広がる信頼
「衆院比例近畿ブロック(定数29)で3議席回復・4議席以上」「小選挙区でも議席獲得」の目標を実現するため、日本共産党京都府委員会と後援会は、京都で比例第1党、京都1区で、こくた恵二候補の勝利を必ずと全力を挙げています。
京都1区(京都市北区、上京区、中京区、下京区、南区)は、日本共産党のこくた候補、自民党の伊吹文明・前衆院議長、維新の党の田坂幾太、無所属の平智之の各氏ら5人が立候補。民主党は結党以来はじめて候補者擁立を断念し維新と連携していますが、対決構図は鮮明です。「国民と力を合わせて安倍政権の暴走を止める日本共産党・こくた恵二か、安倍政権の暴走を中心で支える自民および、これを助ける『野合』候補か。二つに一つの選択」(渡辺和俊・党府委員長)です。
自民党議員が「勢いがある」
|
2013年参院選で日本共産党は京都で比例第2党となり、京都選挙区(定数2)で15年ぶりに議席を獲得。「共産党は勢いがある」(自民党国会議員)と注目されています。こくた候補は、京都の革新の伝統にもふれながら、こんどはなんとしても京都1区で勝ち抜き、「日本の夜明けは京都から」と、こん身の訴えをしています。
論戦でも対決構図は明瞭です。11月30日の公開討論会(青年会議所主催)で、自民・伊吹氏が「景気が悪くなっているとは断定できない」と発言したのに対し、こくた候補は、「どこがもうかり、どこが苦境なのかきっちり見る必要がある」と反論。「中小零細、伝統産業、観光の街、消費への依存度も高い京都で、消費税増税は大きな打撃になる」として、消費税に頼らない財政再建と社会保障充実の政策を語り、10%への増税中止を訴えました。
他候補は「アベノミクス自体は間違っていない」(田坂氏)、「中長期的には消費税が上がっていくことに賛成」(平氏)と述べるなど、自民党と対決する足場がありません。
消費税10%はきっぱり中止
|
こくた候補が5日、マイクを握って歩いた京都市北・上京両区の商店街。金物屋の女性は「大企業はもうかってるかもしれないが、商店街に恩恵は全くない。消費税10%なんてもってのほかだ」。すし店の男性は「原価が上がり、客の来店は少ない。消費が落ち込んでいる証拠だ。光熱費の上昇もしんどい」とぼやきます。「消費税10%はきっぱり中止」を掲げる、こくた候補に、「小選挙区で勝てば面白くなる。ぜひ勝ってほしい」と期待します。
震災復興、雇用のルール、コンビニ問題、ダンス規制、伝統産業の振興など幅広く奔走してきた長年の議員活動で、保守層、業界など各層に、こくた候補への信頼が広がっています。
北区に住む、元西陣織工業組合専務理事(90)は「国が国民に知らせず内緒で事を進めるのは戦前への回帰だ。秘密保護法は絶対廃止にしなければ。その点で一番力強いのは共産党。1区から、こくたさんが通り、『自民党圧勝』にくさびを打ち込んでほしい」。フリージャーナリストも「平和を守り、被ばくをとめるため、日本共産党の躍進と、こくたさんの勝利を期待します」とメッセージを寄せます。
上京区で小売店を営む商店街の元理事(75)は「このまま自民党大勝を許していいのか」と危機感を募らせ、「(参院京都選挙区で当選した)倉林明子さんに続いて、こくたさんに気張ってもらい、共産党が大きくなってもらいたい」と声援を送ります。
こくた候補は、参院選での日本共産党の躍進が政治を動かしていることを語り「平和と憲法を守りぬく日本共産党と私の出番だ。京都1区でも風穴をあけ、大きな議員団をつくり、国対委員長としてさらに大きな仕事をさせてください」と駆け巡っています。(前田美咲)