2014年12月4日(木)
「増税こまる」の思い、安心して日本共産党に託してほしい
兵庫・大阪・京都 山下氏が訴え
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日本共産党の山下芳生書記局長は3日、兵庫、大阪、京都の2府1県を駆け巡り、「比例代表で『日本共産党』と書く人を広げに広げ、近畿ブロックから4議席以上の議席を勝ち取らせてください」と訴えました。
兵庫・尼崎駅北口の歩道には二重三重に人の列ができました。堀内照文比例候補が「すべての子どもの未来のために頑張りぬく」と決意を語りました。
大阪では大阪市住之江区、堺市で訴えました。住之江区では配達中に車を止めた男性が「安倍ではあかん。共産党にがんばってもらわなあかん」と声をかけ、堺東駅前に集まった聴衆から演説の節々で大きな拍手が湧き起こりました。清水ただし比例候補(大阪4区重複)が「共産党への一票は消費税増税を中止し、暮らしをゆたかにする一票です」と訴えました。
京都・阪急西院駅前では、どんどん伸びる聴衆の列に通行人が「すごい人や」とつぶやきました。こくた恵二比例候補(京都1区重複)は「日本共産党が伸びれば政治は必ず変わります」と訴えました。
山下氏は、政党討論会(11月29日)での論戦に言及。各党代表に、8%増税で景気を悪化させた反省と10%増税でも景気が悪化しないという根拠をただしたのに対し、自民党の谷垣禎一幹事長はだんまり、民主党の枝野幸男幹事長が「家計が傷んだのは消費税のせいではない」と答えたと紹介すると、聴衆から「えーっ」と声があがりました。
山下氏は「景気悪化の原因を認められない人たちに日本経済のかじ取りは任せられない」と強調。「同じ間違いを繰り返すことになる消費税の10%への増税は、先送り実施でなくきっぱり中止を―。この声をご一緒に上げようではありませんか」と力を込めました。
応能負担の税制改革と歳出改革、大企業の内部留保を活用した国民の所得を増やす経済改革という「消費税に頼らない別の道」を示した山下氏。「こうすれば消費税に頼らなくても社会保障を充実させ、財政を立て直すことができます。『もうこれ以上、消費税を増税されたら困る』の願いを安心して日本共産党に託してください」と呼びかけました。
尼崎で足を止め最後まで聞いていた男性会社員(35)は「前の職場がブラック(企業)で、退職強要され心を病みました。若者の能力・人格が否定されないルールを政治の責任でつくってほしい。共産党は希望だと思います」と話しました。