2014年12月3日(水)

きょうの潮流

　今年生まれた子どもの名前ランキングを見ると、「陽」の字が多い。女の子の１位に「陽菜」。男の子は「陽向」「陽太」「朝陽」がベスト１０に入っています▼４月の消費税増税の影響もあり、景気の先行きに対する不透明感が増している。そのなかで、明るくいきいきと太陽のように周りを元気にできる人に育ってほしい、という思いが込められたのでは。調査した生命保険会社の分析です▼いま、多くの国民が抱く不安は景気だけではないでしょう。憲法や原発、雇用やＴＰＰ、沖縄の米軍新基地問題―。先日、多様な分野で運動している市民団体の代表が集まり、記者会見を開きました。「衆院選の争点はアベノミクスだけじゃない」▼安倍政権に代わってから２年。この国の進路は、先のない道へと変わりつつあります。その政治への審判と日本の将来がかかる総選挙が始まりました▼安倍政治と対決し、国民の声が生きる道を示す日本共産党への期待は大きい。変化は全国で起こっています。「人として生まれてきて人間として一生生きられる世の中でありますように、共産党に期待をかけます」。方言指導者の大原穣子さんが寄せてくれたメッセージです▼力を合わせ、政治を変える絶好のチャンス。党本部にも「国民と手を携えているのは共産党しかない」との声が。志位委員長は第一声で訴えました。「国民みんなが未来に希望をもって生きられる新しい日本をつくりましょう」。好機をつかみ、日本の進路をただす師走のたたかいです。