2014年11月24日(月)
被災地の今 歌に託して
うたごえ祭典inみやぎ 復興願い大合唱
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「2014日本のうたごえ祭典inみやぎ」は2日目の23日、仙台市のゼビオアリーナ仙台で「復興を希(ねが)う音楽会」を開き、5千人が参加しました。
東北の人たちが、東日本大震災被災地の今や少しずつ前へ歩き出した思いを創作曲に託して歌うと、会場は大きな拍手に包まれました。障害を持つ人が震災当日の状況を自分の言葉と音楽でつづる「僕たちの3月11日」、放射能の不安と向き合う日々を描いた合唱構成「ふくしまに生きる」などが歌われました。
保育の仲間と青年・学生は、仙台市在住のシンガー・ソングライターRakeさんが被災体験から実感した人の温かさや絆をテーマに作った「素晴らしき世界」を歌い、さわやかな声を響かせました。
祭典実行委員長で法学者の樋口陽一さんはあいさつの中で、平和憲法を変えようとする勢力が国会で多数を占めていることに触れ、「いつまでも見過ごしていいのでしょうか」と問いかけました。
今回初演の「希い」、シャンソン歌手のクミコさんが500人の合唱団と歌う「広い河の岸辺」、作曲家・池辺晋一郎さん指揮の「風の子守歌」「アメイジング・グレイス」が演奏されました。
祭典は、24日に合唱発表会を開き、閉幕します。