2014年11月22日(土)
“私たちの声 原発止めている”
解散の日 官邸前に響く
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衆議院が解散された21日、首相官邸前や国会周辺で、「原発やめろ」「川内(せんだい)原発再稼働反対」の声が響きました。首都圏反原発連合(反原連)による127回目の抗議行動です。「原発推進政党に痛打を!」と書かれたプラカードなどを持って1700人(主催者発表)が参加しました。
東京都大田区の男性(31)は、5日前にフランスから帰国して、初めて抗議行動に参加したといいます。「福島の事故後、日本は変だと思ったが、行動してきませんでした。でも、フランスに1年間いって、自分の意思を行動で示そうと思うようになった。楽じゃないけど、原発をなくすため、行動していきたい」
2人の子どもと参加した同足立区の女性(40)は「福島の原発事故は終わってないし、原発ゼロでも電力は十分足りています。原発に固執する政府の姿勢は理解できない。選挙で原発ノーを示したい」と話しました。
同小平市から参加した女性(72)は「家にいるだけではいけないと思って参加しました」と話します。「3年前にあれだけの事故を経験したのに、なぜ安倍政権は原発を再稼働しようとしているのか。私たちの声が原発を止めていると思います。これからも参加し続けたい」
笠井・吉良両氏も参加
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この日の官邸前抗議行動では、日本共産党の笠井亮前衆院議員と吉良よし子参院議員がスピーチしました。
笠井氏は、衆院解散は、安倍首相の暴走政治を許さない国民の声や官邸前をはじめ全国で続けられている原発反対の国民世論が追いつめたものだと指摘。「安倍内閣を追いつめきって、政治を変えましょう」と訴えました。
吉良氏は、「解散の陰で原発再稼働や輸出をすすめようとする政府の姿勢は絶対に許されない。みんなで変えていこう」と呼びかけました。