2014年11月22日(土)
汚染水凍結止水は失敗
福島第1 場当たり対応に批判
東京電力福島第1原発2号機のトレンチ(電源ケーブルなどが通る地下トンネル)にたまった高濃度の放射能汚染水の抜き取りが難航している問題で、東電がこれまで進めてきた凍結などの対策では止水ができないことが明らかになりました。
21日の原子力規制委員会の専門家による検討会で東電が報告しました。
海側に延びている総延長約260メートルのトレンチには、原子炉建屋から流れ込んだ高濃度放射能汚染水が大量にたまっており、海に流出する恐れがあります。
東電は止水とは別に、トレンチに流動性の高いセメント材を入れて埋めながら、汚染水を抜き取る方法を優先的に行うと表明しましたが、場当たり的な対応で、対策の遅れが懸念されます。