2014年11月19日(水)
自民・大西衆院議員
脱税企業から献金
今年8月に返金 12年衆院選時
自民党の大西英男衆院議員(東京16区)は2012年の衆院選の際に脱税企業から受けていた献金30万円を、今年8月に返金していたことがわかりました。
大西氏が支部長を務める自民党東京都第16選挙区支部は前回総選挙が公示された12年12月4日に、江戸川区の解体業者「フジムラ」から総選挙の陣中見舞いとして30万円の寄付を受けました。
同社は05〜07年度に外注加工費を水増し計上して法人税の虚偽申告を行い、法人税約8300万円を脱税したとして、10年10月に元社長が懲役1年(執行猶予4年)、会社も罰金2000万円の有罪判決を受けました。これに伴い、国交省や自治体は同社を公共事業の指名停止処分をしています。
同支部は今年8月、東京都選挙管理委員会に訂正届を提出し、同社からの寄付を取り消しました。
大西氏の事務所は本紙の問い合わせに、「こちらは脱税を把握していなかったのだが、後から報道で知ったので返金した」と説明しています。