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2014年11月19日(水)

少年院の教官が不足

参院法務委 仁比議員、増員求める

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(写真)質問する仁比聡平議員=18日、参院法務委

 日本共産党の仁比聡平参院議員は18日、参院法務委員会で、少年院で少年の処遇を担う法務教官の増員など法務省職員の体制強化を求めました。

 仁比議員は、大阪の少年院・和泉学園での“少年院ウォーターボーイズ”の取り組みや、NPO法人「非行克服支援センター」による少年への聞き取り調査を紹介。少年院での教育や法務教官とのかかわりが少年の立ち直りの力となっていると指摘しました。

 一方、今年度の少年院の職員体制は9月の時点で59人減員(うち法務教官は19人)という圧倒的な職員不足にあるうえ、法務教官の勤務は3〜4日に1度夜勤がある過酷な状態にあると述べました。

 さらに、少年の処遇改善を進めるとした改正少年院法の施行に向けても、法務教官の抜本的増員が必要だと強調しました。

 上川陽子法務相は、2015年度の予算要求で少年院(職員)の55人増員を求めていると答えました。

 仁比議員は、安倍政権が「定員合理化目標数」のもと、15年度からの5年間に少年院を含めた矯正施設で2030人の減員、法務局では1121人の減員計画を持ち、これまでの新採抑制で20代職員が激減していることを指摘。「このままでは法務行政を遂行・継承することが困難になる」と批判し、計画をやめ、抜本的な増員を求めました。


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